首相も国会議員も、
少しはリアルにモノを考えろ!
小林よしのりライジングVol.516
配信です!!
今週号のタイトルは
「石破茂には、やることがない。」
いよいよ選挙戦突入!
…の、はずなのだが、テレビニュースで石破茂が演説している様子を見ても、戦闘意欲のようなものが全然感じられない。
石破茂って、なんであんなに辛気臭いんだ?
党内での長年の冷遇に耐え、ついに悲願の首相に就任し、選挙戦に挑んでここで自らの足元を盤石にしなければならないという勝負の時なのに、なぜあんなに覇気も元気も生気も表情もなく、しょぼくれて腑抜けた顔をしているのか?
見ているだけで暗い気持ちにさせられる負のオーラを撒き散らして、それで選挙に勝てるのか? 勝つつもりがあるのか!?
なぜ石破茂はあんな有様なのか?
その理由を、この上なく端的に分析し尽くす!
泉美木蘭のトンデモ見聞録は
「“男子を産むために離婚”をくり返した王室のリアル」
愛子天皇実現のためのロビー活動をしているあるDOJOサポーター女性からの報告によると、駅立ち中の自民党男性議員と皇位継承問題について話したら、「男子を産むために結婚と離婚を繰り返してもやむを得ない」という言葉が返ってきたという。
…正気か!?
そんなことを悠仁さまがなさると思っているのか?
あるいは、それを誰かが強いることができると思っているのか!?
もし仮にそんなことができたとして、それで皇室への国民の敬愛が保たれると思っているのか?
こんなことを有権者、しかも女性に平気で言えるから、男系派はカルトなのだ!
かつてのヨーロッパの王室では、実際に王様が男子を得るために何度も離婚と結婚を繰り返すということがあったが、それは血で血を洗うような残酷な事態をもたらしていた!
【今週のお知らせ】
※「ゴーマニズム宣言」
…石破茂って、首相就任という悲願を果たしたはずなのに、なんであんなに辛気臭いんだろう?
新政権が発足したはずなのに、なんであんなに刷新感がゼロなんだろう?
石破はずっと防衛・安全保障の専門家を自称してきて、自らのオリジナルな政策として、「アジア版NATO」とか「日米地位協定の見直し」とかを主張していたのに、これを首相就任とともに全部ひっこめてしまった。
勢いのある政治家には、いいことか悪いことかは別として、信念があるものだ。例えば小泉純一郎は「郵政民営化」に信念を持っていた。古くは田中角栄が「日本列島改造論」を掲げていたし、首相にはそれぞれに、やりたいことが見えたものだ。
では、石破の信念って何なのか?
※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」
…かつてのヨーロッパの王室は、王様に男子が生まれなければ、勢力争いが迫って来るという情勢にあり、妻になった女性は、とにかくたくさん子供を産むことを求められた。
産んだ子を自分で育てていては、次を産めない。だから、子育てを担う乳母がいた。
たいていの王様に複数回の結婚の記録があり、妾との間に何人も子供をもうけたり、より若い妾を探しまわったりという話は、枚挙にいとまがない。
ときに血なまぐさく恐ろしい、ヨーロッパ王室の男系維持の歴史を見よ!
※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」
…昔ながらの洋食屋さんで好きなメニューは?
辻元議員は男系論者に叩かれても折れてしまうことはない?
「人権」を否定する一方で「人権侵害」に関しては口舌鋭く非難する…「人権」とはどう折り合えば良い?
袴田事件をどう捉えている?
原爆について勉強するためのオススメの文献は何?
…等々、よしりんの回答や如何に!?
【目次】
1. ゴーマニズム宣言・第545回
「石破茂には、やることがない。」
2. しゃべらせてクリ!・第471回
「手荒く運ばんでクリ! ぽっくん天地無用、下積厳禁ぶぁ~い!の巻【前編】」
3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第339回
「“男子を産むために離婚”をくり返した王室のリアル」
4. Q&Aコーナー
5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど)
6. 編集後記